山梨県立ろう学校
2024年1月22日カテゴリー:

聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会

 1月22日 公益財団法人 聴覚障害者教育福祉協会による「第46回聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会」がタワーホール船堀で行われ、本校PTA会長が全国36人のお母さん方と一緒に山東昭子会長から表彰されました。
 
 
 この会には秋篠宮佳子内親王殿下がご臨席され、手話でごあいさつをされていました。冒頭の能登半島地震の犠牲者への哀悼のお言葉や被災者へのお見舞いのお言葉に続いて、「聞こえない、聞こえづらいことに対する社会全体の理解がさらに深まり、誰もが安心して暮らせる社会になることを、誰もがより幅広い選択肢を持てる社会になることをを願っています」と手話でお話しされていました。
 
 
 第2部の発表会では、お母さんの体験談の発表に引き続き、全国聾学校作文コンクールで文部科学大臣賞を受賞した都立中央ろう学校中学部1年の新井さんが代表して作文を読み上げ、会場は大きな拍手で包まれていました。
 
 
 桜内義雄賞受賞者で石川県輪島にお住いの蒔絵師で漆芸作家の山元健司様の体験発表は、作家になるまでの道のりや日展での特選受賞の作品についてのほか、今回の震災の様子についてもお話しくださり、寒い中での避難生活の大変さを当事者から聞くことができました。
 
 
 この会は次年度からはお母さんだけでなく、家族も含めた名称に変更される予定だそうです。この会が佳子殿下が話されたような社会の実現につながっていくことを願っています。
 
今井議員と
 
 画像は昨年に引き続き、本年度も会場で多くのお母さんたちの受賞を一緒に喜んでくださり、ご自身も聴覚障害児を育てきた今井絵理子議員との画像です。